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「ミューチップ」実用化へ/日立製作所/2月から実証実験

日立 アンテナ内蔵型ミューチップ 日立製作所と伊藤忠商事は非接触ICチップ()「ミューチップ」の実用化に向けたプロジェクトを実施する。2004年2月に月星化成がコンバースシューズ展示商談会の入場受け付けと受注エントリー業務で実証実験を行うほか、ハンティングワールドジャパンもブランド流通管理業務での活用を開始。日立ではプロジェクトを通じ普及促進に弾みを付ける考えだ。
 月星化成は2月5、6両日に札幌市内で開かれるコンバースシューズの展示商談会を皮切りに、東京や大阪、名古屋など全国6カ所で新開発の「展示商談会受注支援システム」を稼働させる。
 展示商談会場での入場エントリーシステム・受発注業務を合理化、迅速化することで顧客の利便性を高め、売り上げ促進につなげるのが狙い。将来的には海外生産地から販売店舗までの流通業務の効率化および店舗における販売促進、CRM(顧客情報管理)への展開も視野に入れる。
個品管理支援システム 一方、ハンティングワールドジャパンは4月から「個品管理支援システム(仮称)」を使った実験をスタートさせる。大阪の倉庫と銀座店を対象に個品レベルのブランド流通管理業にミューチップを採用、倉庫や店舗での在庫最適化()、仕入れや流通コストの削減、真贋鑑定を含めた販売機会ロス低減に役立てる計画。
 今後、銀座店の運用状況をみながら全国の販売店に拡大する予定で、最終的には海外生産地からの一貫流通に応用させる考えだ。