世界規模でロジ改革/4日内に商品配達/日立、05年度メドに展開
日立製作所のユビキタスプラットフォームグループはディー・エイチ・エル・ジャパン(DHL、スコット プライス社長、東京都品川区)と連携し、世界規模でロジスティクス改革「Lプロジェクト」を展開する。
同プロジェクトは海外販売拠点の倉庫を使用せず、日本や海外の生産拠点から72時間〜96時間以内に顧客へ直送することにより連結ベースで7割の総在庫削減を目指すもの。既に今年7月に欧州地区で販売する液晶プロジェクターで部分的に試行しており、2004年4月からは欧州全体に拡大、その後米国、アジア地区への導入を進め、2005年度をメドにエリアを全世界に広げる。
従来、海外販売は各国の販売会社が個別に用意した倉庫で製品を保管、顧客の注文に応じて配送してきた。そのため、出荷から納入までのリードタイムが70日と長くキャッシュフロー(現金収支)上の問題を抱えてきた。また、海外拠点ごとに在庫を持っていたので在庫が偏在化し、需要変動に対応できず欠品による販売機会ロスや過剰在庫といった状況も招いていた。
新システムではDHLのブレーク・バルク・エクスプレス(BBX)サービスを使い製品を生産拠点から顧客倉庫へ4日以内に直送。受発注システムを見直し、現地販社と日本側をサポートするIT(情報技術)システムも整備する。伝票発送業務といった後方業務を大幅に削減し営業スタッフが販売に専念できる体制を整える。「貨物追跡も可能になることから顧客満足度向上につながる」(ユビキタスプラットフォームグループ)。
最終的には現地法人の在庫ゼロ目標に、SCM(サプライチェーン・マネジメント(?))オペレーションを目指す。








