ICタグ、50兆円産業/周辺ビジネスに可能性大
IT(情報技術)関連の調査コンサルティング会社、アクウェリアス(子安克昌社長、千葉県中央区)はRFID(無線自動認識)、ICタグの市場調査書「情報家電系RFIDソリューションの市場展望と戦略」をまとめた。
調査によると、ICタグ市場はRFIDタグとRFIDリーダー機器から構成され、2003年270億円、2005年550億円、2010年には3500億円規模になると予測。応用活用市場が9兆3000億円、アプリケーションは1兆1500億円にまで広がる見込みだ。将来的にはICタグ管理に関係するIPv6市場、プラスICタグ活用市場は50兆円を超える見通しで、周辺ビジネスに可能性やチャンスが多いことがうかがえる。
世界的にみても2003年に5億2000万ドル、2005年には11億700億ドル、2010年が89億ドルと拡大傾向にある。同社では「マイクロソフトが加わったAuto IDの実用化進展、トレーサビリティー(生産履歴の追跡)といった実証実験が始まるユビキタスIDの積極性が市場創造につながるのでは」と分析。
特に、携帯電話やPDA(携帯情報端末)、デジタルカメラ、冷蔵庫、電子レンジといった機器で、ICタグ連携搭載に予測を行っている。ICタグの応用機器マーケットは大きく、情報家電や機器がもたらす波及効果が期待できる。2005年の愛知万博入場券に採用されるミューチップをきっかけにICタグが広く一般に浸透する可能性もあるという。
同社では「従来の工程、在庫・物流管理といったビジネス用途に加え、情報家電系ソリューションからのアプローチが市場全体の活性化につながる」としている。








