GIS(地理情報システム)や測量・計測などを手掛けるパスコはロジスティクス向け配送計画支援システム「LogiSTAR(ロジ・スター)」の販売を開始した。
高精度な地図情報とGIS技術を組み合わせることで到着予想時間や配送先位置情報の精度向上を図ったほか、配送実績データの取り込みや道路混雑状況の学習機能も搭載。時間指定納品、納品時間厳守といった配送条件が厳しくなるなか、配送経路、配送台数の最適化実現につなげる。
さらに配送先の住所文字列を基に配送先の建物を特定することもできるので、住宅地図がなくても配送先の確認が簡単に行える。
2004年1月からVICS(道路交通情報システム)の利用に伴い、リアルタイムで渋滞や通行止めといった道路状況の変化が把握可能になる。
物流業界は現在、消費者や荷主ニーズの高度化・多様化、環境問題などから配送の効率化が求められている。このような背景を踏まえパスコではロジ・スターを市場投入することにより、物流企業の経営をサポートしていく考えだ。
初年度20社、4億円の受注を見込んでおり、既に20社以上の引き合いがあるという。
問い合わせは電話03・6412・2800、ビジネスソリューション統括本部・ビジネスマーケティング戦略部カスタマーセンターまで。