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永谷園/全社的SCMへ計画機能を統合/マニュ社製ソフト導入

 永谷園は全社的なSCM(サプライチェーン・マネジメント())計画機能を統合するため、マニュジスティックス・ジャパン(デイビッド・G・フレンツェル社長、東京都渋谷区)のソリューションを導入、本稼働させた。
 永谷園が導入したのは「NetWORKS Demand」と「NetWORKS Fulfillment」で3段階に分け導入する。対象は300アイテムにのぼる全商品で需要予測、供給・生産・購買計画を策定。
 第1段階で、年間・月間販売目標策定、週次需要予測、供給・生産・購買計画策定など新システムに基づいた新業務プロセスの運用が開始。需要予測では販売プロセス改革で、経営や営業の意思に影響されない実需要の計画が可能になった。
 第2段階はシステム運用の定着、レベルアップを図るほか、効果測定指標による業務改善活動を進める。第3段階では統合計画と経営、商品開発計画、ブランド力分析を連動させ、仕入れ先をはじめとする関連企業も含めた一貫性ある業務展開を目指す方針だ。
 永谷園では物流コスト削減、棚卸し在庫圧縮、商品切り替え時の廃棄損防止や需要予測から発注までのリードタイム短縮などの効果を見込んでおり、既に「プロジェクトを進めるなかで、関連各部門の意識改革も促進されるなど定量化できない部分でも成果がみられつつある」としている。
 永谷園は、過剰在庫、生産の月初月末への集中、急激な販売計画変更に対する各部門の対応といった課題を解決、必要な商品を必要な時に必要なだけ供給できる体制を構築するために、これまで販売・物流・生産・購買の各部門がそれぞれ独立して持っていた計画機能を統合、全社的な視点に立った計画ができないか検討してきた。