定期購読に新システム/トーハン 個別流通構築へ
トーハンと物流専門会社のブックライナーは新雑誌定期購読システムを開発し、ブックライナー加盟店でサービスを開始した。書店店頭で書籍を申し込むと、指定先へはメール便による直送か書店での受け取りを指定できるもので、直送の場合でも基本的に送料は無料。
新雑誌定期購読システムは、客注品を取り扱うブックライナーが運営、個別流通のノウハウを生かして受注から配送、入金管理、顧客管理まで一括して手掛ける。
ブックライナー内に受注、問い合わせ、クレームに対応する365日営業のコールセンターを設置。書店だけでなく不着や破損といった配達トラブルもサポートする。
これまで雑誌の定期購読は直接出版社に申し込むのが主流だったが、同システムを使うと年間購読料割引やサービス内容の異なる各出版社の定期雑誌も書店で申し込むことが可能だ。
指定先へ直送できることから自宅だけでなく、遠隔地に居住している家族や友人へのプレゼントとしても利用できる。対象商品は現在募集中で「早い段階でラインアップくを1000誌以上に増やしたい」(トーハン)としており、将来的には書店で取り扱うすべての定期雑誌まで拡大する考え。
雑誌市場は読者嗜し好こうの多様化、販売部数低下などで5年連続のマイナス成長と厳しい。一方、配達要因不足、エリアの問題で潜在的な需要を逃しているケースもある。このなか、トーハンでは出版販売の情報・物流改革に取り組むだけでなく、ブックライナーを通じ読者の利便性を追求する個別流通システム構築を目指す方針だ。
ブックライナーは2000年に設立された読者からの注文品を取り扱う物流専門会社。標準3日納期、正確な納品などを武器に事業を展開し、現在加盟書店は4300店まで拡大、1日当たりの受注は仮想書店を含め1万冊を超える。








