「価格の安さ」が最大/宅配便への消費者の要望/確実さ速度も/佐川急便調査
佐川急便(真鍋邦夫社長、京都市南区)がまとめた宅配便に関する意識調査によると、80%以上の人が今後の宅配便に「価格の安さ」を望んでいることが分かった。「配送の確かさ」を求める意見も半数を占めており、消費者が価格と輸送品質に興味を持っている現状が浮き彫りになった。
宅配便の発送頻度を尋ねる問いでは90%以上の人が1年間のうち何らかの機会で宅配便を使用していることが判明。特に「家族・友人間における荷物の受け渡し」を挙げる人が全体の64.8%でトップ。次いで「インターネットオークションなどの配送」(41.8%)、「お中元、お歳暮のギフト」(40.3%)と続く。一方、「仕事」と回答したのは女性(18.0%)に比べ男性(41.5%)の方が多かった。
宅配便を選択するときのポイントについては、「価格」を判断基準に挙げる人が67.3%を占める。以下、「配送の確実さ」(54.3%)、「配送のスピード」(46.0%)となっており、安さと同時に輸送品質の高さを重視する傾向が顕著に表れた。男女別でみた場合、女性は40%以上の人が「取次店の近さ」という回答が目立つのも特徴的だ。
宅配便利用時のトラブルに関して半数以上の人が「トラブルがない」と応えているものの、「配送時刻の遅延」「不在時に荷物を受けることができなかった」を20%超が体験していることも分かった。「荷物の紛失」「誤配達」を挙げたのは5%にも満たなかった。
便利だと思う宅配便関連サービスのトップが「時間帯サービス」で全体の84.5%。2位の「インターネットなどでの配送状況確認サービス」(49.5%)を大きく引き離しており、利用者の時間に対する意識の高さをうかがわせる。
現在の宅配便について全体の76%が「満足している」と回答。主な理由に1.特にトラブル・不満・問題がない2.丁寧で安心3.時間帯指定が便利4.早くて便利――などを挙げていることから、現在のサービス水準には満足している様子。ただ、「満足していない」と答えた人のうち「料金が高い」という声がもっとも多く、「ドライバーの対応の悪さ」を指摘する意見もみられた。
今後、求めるものは「価格の安さ」「配送の確実さ」「配送のスピード」の順。宅配便を選択する基準と同様の項目に対する要望が目立つ。男女別でみると男性は「配送時間の細かさ・柔軟性」(38.0%)、女性からは「ドライバー・受け付けなどの対応」(同)が4割近くに上り、価格や輸送品質だけでなくサービス面の充実を指摘する意見も多い。
調査は7月、全国の20代〜50代の男女400人を対象にインターネットを使い実施した。








