配送帰り便で廃木材回収/ナイス/会員限定で割安サービス
住宅建築用の国内流通や輸入販売を手掛けるナイスが運営するリサイクル環境ネットワーク(伴野政樹会長)は、合板メーカーのセイホク(井上篤博社長、東京都文京区)と提携し、配送帰り便を活用した廃木材の回収・再製品化サービスを開始した。
対象はリサイクル環境ネットワーク会員で、セイホクグループの製品を購入したプレカット工場や販売店。製品納品後の帰り便トラックで廃木材をセイホクの石巻工場に回収し、破砕してパーティクルボードに再製品化する。
利用するには、ナイスを通じて大型車単位で購入することや受け入れ可能な木材型枠合板(油性塗装品は不可)、パレット、製剤品端材、家屋解体材、集成材端材と一定の条件はあるものの、「通常の産業廃棄物処理業者に最終処分を委託する場合に比べて費用が割安になる」(ナイス)という。
2002年5月に施行された建設工事に係る資材の再資源化等に関する法律(建築リサイクル法)により、廃木材は建築現場で分別、再資源化が義務付けられる特定建設資材に指定されたものの、再資源化率は40%程度と低迷。再資源化できない廃木材は焼却処分が認められたが、産業廃棄物の最終処分場数がひっ迫しているだけでなく規制強化により全国で6、7割の焼却炉が操業を停止したため処理コストは高騰、不法投棄の増加が懸念されている。
新サービスは6月から、東京都、神奈川県、千葉県、埼玉県、群馬県、栃木県、茨城県、宮城県、岩手県、福島県などで開始。このような現状を踏まえナイスでは、帰り便を使った廃木材回収や再資源化に対する需要掘り起こしを狙う。








