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HOME > 物流話(メールマガジン) > バックナンバー > 物流業界の環境対応に関して?〜梱包資材業界の現状〜
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■■■■ ロジスティクス思考的経営話(物流話)0032 ■■■■
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発行者:株式会社イー・ロジット http://www.e-logit.com/
CEO 角 井 亮 一 rio_kakui@e-logit.com
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■ 本日の内容 ■
・今日この頃
・セミナー情報
・今回のテーマ: 物流業界の環境対応に関して?
〜梱包資材業界の現状〜 /津崎 陽子
・あとがき
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今日この頃
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◆ 今週、遂にサッカーワールドカップが開幕しました。初戦の行われ
た6月5日、開始時間直前街には家路を急ぐビジネスマンの姿があ
ちこちで見うけられ、テレビはどの局を見てもW杯一色。初戦は惜
しくも引き分けに終わってしまいましたが、逆に次戦への期待は高
まる一方といったところでしょうか。
◆ 日本という国が、これほどまでにサッカー観戦に沸くということは
恐らく歴史上初めてのことでしょう。今後、たとえ日本代表が予選
敗退してしまったとしても、世界の代表サポーターとしてこの4年
に1度の祭典を盛り上げていければ、開催国として満点ですね。
◆ ある民間調査会社の報告によると今回のW杯開催に伴う日本国内へ
の経済波及効果は3兆円を超えると試算され、さらに日本がベスト
8に進出した場合で3兆3049億円、優勝した場合に至っては、
3兆6036億円に達すると言われています。
◆ 相変わらず一向に景気回復の兆しが見えない日本経済。このW杯が
大起爆剤となり、快方へと向うことを願うばかりです。
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◇ Seminar ◇ その他
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今回のテーマ: 物流業界の環境対応に関して?
〜梱包資材業界の現状〜 /津崎 陽子
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今や、新聞雑誌・テレビにおいて取り上げられない日がないとさえ言え
るほど日常化してしまった社会問題−−−「環境問題」。
物流業界も例外に漏れず、荷主や世間の声を受けての環境対応への動き
が盛んです。しかしながら、輸送用トラックの排出ガスによる大気汚染、
包装資材リサイクル、産業廃棄専門業者による廃棄物不法投棄、などな
ど「物流」により引き起こされる環境汚染・破壊が今なお少なくないの
も現実です。
今回は「物流業界の環境対応に関して」の第1回と題しまして、環境を
考慮した梱包資材利用の現状に関するコラムをお届けいたします。
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2000年4月より施行された「容器包装リサイクル法」。ご記憶の通
り、昨年の完全施行に先立って一部指定製品(アルミ・スチール缶、ガ
ラス等)への適用はそれ以前より行われてきましたが、これに加えてダ
ンボール、紙製容器、プラスティック容器などが新たに含まれることと
なりました。
このような社会的背景を受け、紙製ダンボール資材に替わり、プラステ
ィックコンテナが需要を増してきました。また最近では、従来のリター
ナブル機能に加えて、ISO対応や衛生面での優位性が評価され、家電
・自動車といった市場から、食品・農産物・薬品まで採用が波及してお
り、今後も新しい需要が予測されます。
それでは、ダンボールとプラスティック梱包材、リサイクル/リターナ
ブルの側面から見てのメリット・デメリットはどのような点が挙げられ
るでしょうか?
※ダンボール梱包材・・・メリットは生産性が高くコストが安い上に、
リサイクルが可能であるという点。デメリットは、低コストゆえにリタ
ーナブル化できない点(返送コストが資材そのものよりかえって高くつ
いてしまうため)そして、多業界で利用されているがそれぞれの販売ル
ートが異なり容器の返却率が低い点などが挙げられる。
※プラスティック梱包材・・・メリットはリターナブルが可能という点
(代表的な用途は建材メーカーから建築現場への納品、メーカー工場間
の輸送など)、衛生面での優位性(紙紛などが発生しない)。デメリッ
トは生産コストが高く、導入コストが紙製ダンボールに比べかなり負担
となりやすい点が挙げられる。
上記の梱包材の例に対し、逆に紙製資材が注目を浴びている分野もあり
ます。例えば輸送用パレット。パレットの種類には、木製、樹脂製、金
属製、シートパレットなどがあり、現状ではその約77%を木製が占め
ていますが近年、どの業界においても環境対応の風潮を受け、木製パレ
ットは減少傾向にあるといわれます。これに代頭して注目を集めている
のが、紙製(段ボール)パレット。まだ徐々にではありますが着実に増
加傾向にあるといわれています。
紙製パレットの需要はここ数年で2倍近くも増加しており、主に事務機
器などの分野における輸出向けワンウエイ用途が多くを占めているとい
われています(全体需要の50%以上を占める)。
その理由は、軽量な本体(木製の約1/4)を持つ反面、1トン以上の
荷重に耐えられるなど重量耐久性に優れており、さらになにより木製に
比して圧倒的に低コストである点が挙げられます。またリサイクル性に
優れている面と、防害虫処理が不要なこと(アメリカでは95年以降木
材、植物害虫防止に関する規制」を制定し、あらゆる木材製品への防害
虫処理を義務付けた)が追い風となって、輸出製品用パレットの素材転
換が進められています。
このように、各種製造業を中心に梱包資材のリサイクル・リターナブル
化が日夜進められており「納品時に梱包資材の廃棄物が発生しない」
「トラックへの積載効率を考慮したデザイン」「耐久性/運用性に優れ
た」新しい梱包資材の採用を進めているのが現状です。
これまで世界の先導役として認知されてきた日本企業が環境のために出
来ることを進んで模索し実践していくこと、非常に大切なことです。
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あとがき
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◆ 当メルマガ「物流話」の読者の中には、物流業界に身を置かれてお
られる方が多いかと思われますので、釈迦に説法かと思われますが、
今回のコラムに関して簡単な補足を付記させて頂きます。
◆ リサイクルとリターナブルについて
※リサイクル・・・・現在、形のある資材(瓶・缶・ペットボトル・ダ
ンボール・古紙など)に加工を加え(粉砕・加熱・溶解)再生して市
場に戻すこと。
※リターナブル・・・洗浄・殺菌処理を加えた上で、現在の形のまま再
び市場へ戻し、何度も繰り返し利用すること。
リサイクルは、環境保護のための有効な手段として、今なお、幅広い業
種・企業で取り入れられている手法ではありますが、最近では加工にコ
ストが掛かりすぎるため処理業者が減少しており、結果処理しきれずに
放置された回収容器が化学変化によって有害物質を発生させて環境汚染
に繋がる・・・などという事例も実際に起こっているといいます。
一方、リターナブルは最近特に注目されている概念で、飲料メーカーの
例を取ってみますと、瓶容器は既に95%が市場でリターナブル化され
ており、仮に今後、その他の飲料容器に関しても今後リターナブル可能
な瓶容器に統一することができれば、運搬用資材もリターナブル化する
ことが可能で、社会全体の梱包資材廃棄物が大幅に削減されると予測さ
れます。
◆ 久々の「物流話」は如何でしたでしょうか?
今回は若干お堅い内容になってしまいましたが、またご感想など頂
けましたら、次号執筆への励みとなります!温かいコメント心より
をお待ちしております。(コチラヘ!→ rio_kakui@e-logit.com )
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