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日本貨物鉄道/「EH800形式交流電気機関車 運転士異常時対応 訓練用シミュレータ」を導入

「EH800形式交流電気機関車 運転士異常時対応 訓練用シミュレータ」の導入について

2016年(平成28年)3月より運行開始した北海道新幹線との共用走行区間を運転 する運転士の技能向上を目的として、同区間で運用しているEH800形式交流電気機関 車に対応した「EH800形式交流電気機関車 運転士異常時対応訓練用シミュレータ」を 導入しました。 当社では、列車を正しく安全に運転することを目的として、運転士の知識、技能及び異 常時対応能力の向上を図るため定期的に訓練を行っており、その内容については、実際の 車両を使用しての実地教育、講義を中心とした机上教育、訓練用シミュレータを使用した 体験教育等が中心となっています。この訓練用シミュレータは現在全国に6箇所配置して おりますが、北海道新幹線との共用走行区間は、通常の在来線と異なる運転取扱いを行う 必要があることから今般開発しました。 当社では今後も、運転士のみならず社員の教育・訓練を充実させ、貨物列車の運行に関 して、安全の確立を前提とした安定輸送の確保に努めてまいります。

1.機器の概要

導入に際しては、従来のシミュレータに加えて、走行区間の特性に合わせた機能を新 たに追加しています。その具体的内容は以下のとおりです。

(1)実際に走行する区間(津軽線 蟹田・新中小国信号場間、海峡線 新中小国信号場・ 木古内間、道南いさりび鉄道線 木古内-札苅間)に対応しており、同区間で使用して いる4つの保安装置(ATS-SF・ATS-PF・ATS-Ps・DS-ATC)に対応しています。なお新 幹線共用走行区間で使用している「DS-ATC」は、個別の機能である RS-ATC・構内 ATC・ 非常運転モードにも対応しています。

(2)新幹線との共用走行区間を走行するため、同区間の異電圧セクション、上記保安装 置の切換え及び新幹線指令との指令伝達システムを再現しています。

(3)コンテナ内に搭載したエンジンで電力を発生させ冷凍機を作動させる温度管理コン テナ(クールコンテナ)については、長大トンネルである青函トンネルを通過する際 に自動的にエンジンを停止していますが、その機能に異常が発生した場合の対応を訓 練するシナリオにも有しています。

(4)事故再現シナリオシステムにより対応する路線の映像を作成し、作成した映像を運 転士異常時対応訓練用シミュレータにて操作することが可能です。

2.配置箇所

・北海道支社 五稜郭機関区 1台

・東北支社 青森総合鉄道部 1台

3.使用開始時期

2018年(平成30年)6月