ダイフク▼米国のJervis B. Webb社を買収
米国のJervis B. Webb社を買収
株式会社ダイフク(以下、当社)は、米国Jervis B. Webb社(本社:ミシガン州、以下Webb社)の全株式を買収することで、Webb社及びWebb社の株主と合意に達し、11月15日付けで買収に関する契約を締結しました。今後、米国政府の許認可等を経て、最終的に取引を完了する予定です。以下、その概要を下記の通りお知らせいたします。
記
1.概要
当社は、搬送・保管・仕分けなどのマテリアルハンドリングシステム・機器専業のメーカー、システムインテグレータです。同分野における米国の老舗有力企業であるWebb社を当社グループの傘下に加えることで、本年4月からスタートさせた中期3カ年経営計画の重要課題である「海外事業の拡大・強化」を一層加速させることとしました。
当社は、Webb社の事業を新たなコア事業に位置づけ、代表取締役副社長・北條正樹がWebb社のChairman&Co−CEOを兼務し、Webb社現President&CEOであり、同社創業者Jervis B. Webbの孫にあたるSusan M. WebbをPresident&Co−CEOとして、当社事業とのシナジー効果の実現に全力を挙げます。
2.背景・目的
Webb社はマテリアルハンドリングシステムにおける世界の草分け的な存在で、1919年の創業。今日に至る主力商品の一つであるチェンコンベヤシステムが、フォード社の創業者であるヘンリー・フォードによって最初に採用されたことで、工業生産における革新であるフォードシステム(チェンコンベヤを使い車体を組立工程で移動させる大量生産方式)確立の一翼を担いました。現在は、自動車産業及び一般製造業向けマテリアルハンドリングシステムに加え、空港用手荷物搬送システム事業を手がけています。
当社は1957年にWebb社と技術提携し、当社が製造・販売するWebbチェンコンベヤ技術は日本の自動車産業発展で重要な役割を果たしてきました。以来、1997年まで40年にわたった緊密な交流実績をベースにして、今回の合意に至ったものです。
3.当社事業とのシナジー効果
当社とWebb社とは市場・顧客・製品での競合がほとんどなく、相互に補完し合える関係にあります。共にマテリアルハンドリングシステム専業メーカーとして歩んできたこと、長く技術提携関係にあったことから、相手の企業文化を理解し合っていることも強みです。
加えて、Webb社には米国における高いブランド力、北米はもとより、インド現法などが有する豊富な人材、製販両面にわたるグローバルネットワークによる顧客資産もあり、今後は両社経営資源の相互有効活用を図り、より一層の事業、及び業績の拡大を図っていきます。
各事業の概要は、以下の通りです。
(1)自動車産業及び一般製造業向けマテリアルハンドリングシステム事業
Webb社の柱である、自動車産業及び一般製造業向けマテリアルハンドリングシステムは、[1]自動車工場向け搬送システム、[2]トラックへの自動積込技術を含む多様な機能を持つ最新の無人搬送車システム、[3]パーツ販売及び代理店によるキット販売の3つから構成されます。
(2)空港用手荷物搬送システム事業
米国での航空旅客の増加に加え、近年はセキュリティ上の観点から航空貨物監視の強化を狙った新システムの導入が進められており、今後も空港用手荷物搬送システムの需要は伸びていくものと見込まれます。また、自動倉庫などとも組み合わせることができる大型空港プロジェクトの受注に注力するとともに、米国以外でも、成長著しいアジア市場にも近い将来進出することを検討するほか、同事業のベルトコンベヤ技術を応用して、日本における運輸業界向け配送センターシステムへの参入も視野に入れていきます。
4.Webb社の概要
(1) 商号: Jervis B. Webb Company
(2) 代表者: Susan M. Webb
(3) 所在地: 34375 West Twelve Mile Road Farmington Hills, Michigan USA
(4) 決算期: 12月31日
(5) 発行済株式総数: 810株
(6) 資本金: 8,100米ドル
(7) 最近事業年度における業績の動向
2005年12月期 2006年12月期
売上高 230百万米ドル 216百万米ドル
営業利益 3百万米ドル 7百万米ドル
総資産 145百万米ドル 121百万米ドル
純資産 20百万米ドル 26百万米ドル
5.取得株式数、および取得前後の所有株式の状況
(1) 異動前の所有株数 0株(所有割合0%)
(2) 取得株数 810株
(3) 異動後の所有株数 810株(所有割合100%)
6.今後のスケジュール
法令等に基づく許認可の取得を行ったうえで、早ければ今年中に買収に関する手続きを完了する予定です。
7.今後の業績への影響について
本年4月からスタートした中期3 カ年経営計画「Jump up for 2010」の最終年度である2010年3月期においてWebb 社の売上高300百万ドル、営業利益15百万ドル程度を見込んでいます。
以上












