DHL/DHL、1億7,500万米ドルを投資し上海に北アジア・ハブを建設
2007年11月26日(月)
DHL、1億7,500万米ドルを投資し上海に北アジア・ハブを建設
DHLのアジア太平洋地区における投資額は22億米ドルを突破
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世界最大規模の総合ロジスティクスプロバイダーであるディー・エイチ・エル(以下DHL)は本日、中国・上海にDHL Express北アジア・ハブを開設することを決定したと発表しました。新施設は中国および活況を呈する北アジア地区を対象に上海浦東国際空港に設置され、地区内の接続および欧米との大陸間のリンクを強化します。投資額は1億7,500万米ドルで、この戦略的投資により、DHLのアジア太平洋地区における過去数年間の投資総額は22億米ドル超という膨大なものになります。
本日、上海にて調印式が行われ、DHL Expressアジア太平洋地区CEOのダン マッキューや、上海機場(集団)有限公司(SAA)の呉念祖董事長をはじめとした、DHLおよびSAAの幹部が出席し、今回の投資計画の重要な一歩を記念しました。
北アジア・ハブは2010年下半期に完成予定で、アジア太平洋地区におけるDHLの成長をさらに促進する役割を果たすとともに、アジア太平洋地区間や国際間の貿易の拡大に対応し、中国および北アジア地区におけるDHLのマーケットリーダーとしての地位を強化します。北アジア・ハブは、香港のセントラル・アジア・ハブやバンコク、仁川、シンガポール、シドニーのハブを補完し、アジア太平洋地区におけるDHLのマルチハブ戦略の強化を図ります。さらに、これら6カ所のハブとアジア太平洋地区に戦略的に配置された約50カ所のゲートウェイを結ぶことで、同地区内外において最も広範なネットワークインフラをお客様に提供します。
北アジア・ハブは、上海浦東国際空港の西貨物処理エリアに建設中の第3滑走路に隣接するエアサイドに位置する予定です。総敷地面積は88,000?、延床面積は55,000?で、危機管理の中枢となる「クオリティ・コントロール・センター(QCC)」など、最新の機能を備えます。DHLのQCCは24時間稼働し、アジア太平洋地区内および各国のクオリティ・コントロール・センターのネットワークにより、DHLが取り扱う全ての航空・陸上貨物の状況を徹底して監視します。また、北アジア・ハブは最先端の貨物自動仕分けシステムも導入し、オペレーション能力を最大化して、貨物処理の効率向上とスピードアップを図り、製品の市場投入までの時間をさらに短縮します。1時間あたりの貨物処理能力は、貨物については最大20,000件、書類についても最大20,000通となります。
北アジア・ハブの設立により、北アジア全域における輸送時間が改善され、特に揚子江デルタを拠点とするお客様に対するメリットが拡大されます。上海浦東国際空港との空路の接続がスムーズになるため、地区内および国際間のフライトをより一層活用することができるようになり、配達時間保証サービスである「DHL朝一便」のサービス対象都市を北アジアの主要都市へ拡大するなど、お客様に対する柔軟性も増すことができます。現在、DHLは中国において毎週500便以上の民間航空機および貨物専用機を利用しています。また、アジア太平洋地区では、20機以上の貨物専用機により、16の国・地域で30を超える仕向地にサービスを行っているほか、毎日800便以上の民間航空機を利用しています。
今年、DHLはグローバルな航空戦略をさらに強化する目的で、2件の戦略的パートナーシップを締結しました。まず6月に、DHL Expressが株式の49%を保有している航空貨物キャリアのポーラーエアカーゴワールドワイドと戦略的パートナーシップ契約を締結しました。また9月には、DHL Expressとルフトハンザカーゴで航空貨物事業会社を共同設立しました。2件のパートナーシップによる事業はそれぞれ2008年後半および2009年4月に開始します。これによりDHLは、長期的な航空輸送能力を確保し、大幅な拡大が見込まれるアジア太平洋地区と、欧州および米国間の貨物スペースに対する需要を満たすことが可能になります。
今回の発表について、DHL Expressアジア太平洋地区CEOのダン マッキューは次のように述べています。「本日の発表は、上海を世界の一大経済センターにするという上海市政府のビジョン、および浦東国際空港を有数の国際ハブ空港にするという上海空港グループの目標に対して、DHLが力強い取り組みをおこない、また信頼を置いていることを示しています。世界的なロジスティクスプロバイダーであるDHLにとって、世界をネットワークで結ぶことは課題といえます。当社はこの北アジア・ハブによって、当地区を経由する膨大で複雑な国際貿易を取り扱う上でさらなる競争力を獲得し、引き続きお客様の期待を上回るサービスを提供することができると確信しています」
また、SAAの呉董事長は次のように述べています。「本日の正式発表により、上海浦東国際空港は2つの国際輸送ハブを持つ世界初の空港となります。これは、世界経済の中で果たす中国の役割が重要度を増し、また世界の航空ネットワークにおいて、上海が重要かつ代わるもののない地位にあることを示しています。一方、上海を航空ハブにするという国家戦略の実行を加速させ、国際航空貨物のハブとしての上海空港の地位を確立する上でリーダーシップを取り、特に輸送拠点としての上海の発展を促進するとともに、上海市のサービス機能を強化し、揚子江デルタひいては中国全体の経済発展のためにサービス能力を高めることは、戦略的に重要な意味を持っています」
さらにDHL Expressグレーターチャイナ統括プレジデントであるジェリー シューは次のように述べています。「DHLは継続的に中国での存在感を強める努力をしており、過去数年における総投資額は6億1,500万米ドルにのぼっています。中国のお客様に対するDHLの強い取り組み姿勢を示すものとして、DHLは近く2つの重要施設、すなわち上海の北アジア・ハブと香港のセントラル・アジア・ハブを稼働させます。そして、この施設を稼動させることにより、世界で最も高い経済成長を遂げている国の一つである中国の中でも、とりわけ急速に発展している、揚子江デルタと珠江デルタという2つの地域に貢献していきます」
中国の国家統計局によると、揚子江デルタは中国全体の総輸出入額の約35%を占めています。揚子江デルタは中国でもっとも活発な経済圏であり、特に浙江省が成長の原動力となっています。2006年には、浙江省の輸出入総額は1,400億米ドル近くに達し、2005年と比較して約29.6%の伸びを記録するなど、浙江省における輸出の拡大は中国の沿岸地域の中でトップとなりました。また、最近エコノミスト・インテリジェンス・ユニットが発表した報告書「Trading up : ASEANとアジアの新しい輸出についての展望 - ASEANを出発点とした、アジアの国境を越える貨物の移動の分析」では、中国の重要性が強調されたほか、中国が北米および欧州への輸出のみならず、アジア貿易の大半を占めていることが裏付けられています。
北アジア・ハブが完成するまでは、浦東国際空港のエクスプレス・ハンドリング・センターの近くに位置する既存の浦東ゲートウェイが、引き続き揚子江デルタにおけるDHLのビジネスの拡大に対応していきます。浦東ゲートウェイはDHLが中国に有する4つの主要ゲートウェイの1つとして、既に同地域での輸出入の中心となっており、北京、広州、深曙Vにある中国のゲートウェイを補完しています。













